春の訪れや卒業や新生活のお話しが旬なタイミングは思いますが、今回は野球WBCのお話しについて書かせて頂きます。
私が今さら言うまでもないですが、本当に盛り上がりましたね。
あのくらいわかりやすい感動だと野球にあまり興味がない方にも楽しんで頂けたのではないでしょうか?
いろいろな選手が素晴らしいインタビューコメントを残していますが、野球で育った私としては帰国会見で岡本選手が「野球ってこんなに楽しかったんだ」という言葉がすごくうれしくてみんなに聞いてほしい言葉でした。
そうなんですが野球ってサイコーに楽しいスポーツなんです!
野球の世界に限らないとは思いますが、私は一連の戦いをみて野球で学んだ2つの目に見えない大事なことを思い出しました。
1つは「勝機を見極める」です。
よく「ギアを上げる」とか「ここがヤマ場」とかいう言葉を聞きますが、野球は両チーム合わせて300球くらい投げるんですが、その中で試合を決める大事な1球や大事な打席、プレー、大事なイニングなどがあちこち散りばまっています。試合が終わった後とか観戦していれば「あそこが勝負の分かれ目だった」とわかりますが、それを試合の瞬間に思えることはたくさんの経験と訓練が必要になります。私は現役時代はキャッチャーでしたので特に「機の見極め」は常に考えさせられました。
2つ目は「集団の力」です。
一人一人が全力を尽くすことはもちろんですが、その力があたかも一つの塊になった集団はものすごいエネルギーを発します。個人の活躍、チームへの献身、助け合い、そしてチームの勝利、歓びすべてが繋がります。これはスポーツでもなかなか体験できませんし、まして社会では更に難しいですよね。侍ジャパンを見ていて羨ましいと思いながら、自分も社会で目指したいと思いました。
そうそう、そして何より大事なことは「諦めない心」ですね。
メキシコ戦にサヨナラ勝ちした後、大谷選手でさえ「試合中何度も心が折れかかった」と言っていました。
信じたことを諦めない、信じた人を諦めない。
まあ、とにかく素晴らしい大会、素晴らしいチームでした。
4月からは世の中の全員が一学年進級します。
1学年分の成長目指してがんばっていきましょう!