FAXDMの効果と活用ポイント|BtoB向けアナログ広告のすすめ
デジタル広告が花盛りの今、「FAXDM(FAXによるダイレクトメール)」と聞くと、時代遅れだと思われる方も少なくないかもしれません。しかし、特にBtoB領域においては、FAXDMが確実にオフィスに届く宣伝として今なお高い効果を発揮する場面があるのをご存知でしょうか?弊社でも定期的にご依頼頂いております。今回はBtoB向けの宣伝を担当する皆様に向けて、FAXDMの有効性や活用のポイントを説明します。
■ なぜ今、FAXDMが見直されているのか?
インターネット広告やSNSを活用したデジタルマーケティングは、幅広いリーチが魅力ですが、一方で情報過多になってしまい「届かない」「見られない」ことも増えています。メールは迷惑フォルダに振り分けられ、DMは開封されずに捨てられる…そんな中、FAXというアナログな手段が、思わぬ開封率・反応率の高さで注目されています。
FAXDMは「オフィスに直接届く」「その場で目を通す確率が高い」「シンプルな構成で情報が伝わる」という特長があり、特に中小企業やFAX文化が残る業界では、今なお現役の有力ツールなのです。
■ FAXDMが有効な業界とは?
BtoB領域におけるFAXDMの成功率が高いのは、以下のような業種です:
- 建設業・設備業・製造業などの現場系企業
- 医療・介護・福祉施設
- 不動産会社(特に地域密着型)
- 飲食店・小売業
- 士業(税理士・行政書士など)
これらの業界では、FAXが業務の中でまだ現役で使用されており、紙で届いた情報に対する信頼感も根強く残っています。
■ 成果を出すFAXDMの使い方3つのポイント
- ターゲットリストの精度が命 送り先の業種・規模・エリアなどを明確に絞り込むことで、無駄打ちを防ぎ、反応率が上がります。業界専門リストの活用がおすすめです。
- シンプルで伝わるデザイン 白黒印刷を前提に、1枚で完結する構成に。キャッチコピー → 問題提起 → 解決策 → 行動喚起(問い合わせ先や申込欄)という流れが基本です。
- 送信タイミングも戦略的に 火〜木の午前中が狙い目です。月曜朝や金曜午後はFAXが埋もれやすくなります。
■ 原稿作成のチェックリスト
- ターゲットを明確に想定したキャッチコピーになっているか?
- メリットが箇条書きで視認性よくまとめられているか?
- 問い合わせ・申込先がすぐにわかる配置か?
- 信頼感を与える会社情報(所在地・許可番号・実績など)はあるか?
■ まとめ:FAXDMは「今だからこそ」使う価値あり
FAXDMは確かにアナログな手段ですが、「開封率が高く、確実に目に入る」という点では、デジタル広告にない魅力を持っています。BtoB宣伝において、特にニッチな業界や既存顧客への再アプローチには、むしろ最適な手法のひとつです。
広告媒体の多様化が進む中で、あえてFAXという選択肢を持つことが、他社と差別化されたアプローチにつながるかもしれません。ぜひ一度、FAXDMを貴社のプロモーション手段の一つとして再検討してみてはいかがでしょうか?「FAX送らないで!」という苦情があるのたまにキズですけどね。その分効果がでるし、開封率が高い結果ともいえます。
ご希望があれば、業種別のFAXDMテンプレートや原稿作成のご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。